「教師=ブラック」のイメージを払拭したい 今までの“失敗”から得た学びを発信する現役教師に迫る
「少しでも役に立てれば」
松下さんは、教師の働き方で、しんどい思いをされている先生方の元気や活力、教師=ブラックと思い教師になろうか悩まれているかたのお役に少しでも立ちたいと思い、今年10月から『しくじり先生の「今日の失敗」』というチャンネルでVoicyを始めました。 松下さんは普段とても言葉数が少なく、生まれ変わり教師以外の職業に就くなら、「木こり」になりたいと考えています。また、教師として、人として、「話す力」を少しでも高めたい、自己研鑽の気持ちもあってVoicyを始めたそうです。 「教師の「失敗」を伝えることで、聴いてくださった方が少しでも私のような不用な失敗を回避できたら嬉しいです。学校の先生方やお忙しい方にとって、Youtubeのように画面ありきではなく、聴き「ながら」で気楽に楽しんでいただけていいなと思います」と松下さん。
教員の方へ伝えたい
「ご自身の心身の健康をまず大切にしていただきたい」 松下さんが一番伝えたいことです。 「子どもの笑顔のために」と、仕事を突き詰めていくと時間がいくらあっても足りず、家でも、休日も仕事をしたりする教員の方は多いかと思います。 その内、自分の気づかないうちに我慢をため込んで、心身に無理がきます。 松下さんには今、2人の子どもがいます。学校の子どもと過ごす時間は、自分の子どもと過ごす時間よりも長いですが、ご自身の家族を大切にしていただきたいとのこと。 松下さんには家庭と仕事の境目を見失い、仕事を優先した結果、家族につらい思いをさせた過去もあります。そうした失敗も記録し、以前より自分の心身や家族を大切にできるようになったそうです。 自身の心身の健康とご家族あっての仕事。私のような失敗をしないでほしいと思います。とのことでした。 大変な分やりがいや達成感が得られる教員。これから教員になりたい方は、松下さんのチャンネルを聞くことで勉強になることが多数あるでしょう。
ほ・とせなNEWS編集部