へとへとな日はかにかまで「天津飯」! 包丁いらずで時短【ドラマ飯】
朝から1日フル活動して、へとへとで家に帰ってきた日。 夕飯作りはめんどうだけど、市販のお惣菜に頼る気分でもない…。 そんな時、みなさんは何を作っていますか? 【画像で確認】つやつやのあんは、5分足らずで完成…! めんつゆベースなら、手軽にコクのある味に仕上がる! 簡単なのは、焼きそばやパスタ、丼もの、といった一皿で完結するごはん。 作るのは1品だけでいいし、ボリュームや満足感があるから、家族からも苦情が出ない。そんな理由から、わが家ではかなりの頻度で、一皿ごはんが食卓に登場します。 先日放送されたドラマBS松竹東急「めんつゆひとり飯2」の第8話で、主人公の面堂露(めんどうつゆ・鞘師里保)が、へとへとな日のレパートリーに加えたくなる「天津飯」を作っていました。 作ってみたら時短で簡単、節約にもなる1品だったので、レシピを置いておきますね。 ■かにかまとカットしめじなら、包丁も使わない! 夕飯にめんつゆで「具なし天津飯」を作った露。めんどうくさがりな性格で分量をちゃんとはからないため、味を調整しているうちに、あんをお鍋いっぱいに作ってしまいます。 しばらく天津飯を食べることになりそうな露は、同僚で料理上手の十越いりこ(とごしいりこ・山口まゆ)に、おすすめの具材を尋ねると、「定番は”かに玉”かしら。いただいたかにのほぐし身を使ったり、かに缶を使ったり、かにの風味がおいしいわよね(十越さん)」。 十越さんのおすすめ具材は「かに」でしたが、それを聞いた露は、頭の中で「かにかま」に変換。似ている2つの食材ですが、材料費は雲泥の差! このご時世、節約も大事ですよね。 「しめじとか、きのことかも合うわね。干ししいたけの戻し汁を加えると奥深い味になるわ。あとたけのこもいいアクセントになるわね(十越さん)」 そんな十越さんのアドバイスを聞いた露が、下ごしらえがラクなものにだけ反応して作ったのが「かにかま」と「しめじ」を使った天津飯。 簡単でおいしそうだったので、私もさっそく作ってみましたよ! かにかま天津飯 【材料・1人分】 かにかま…3本 しめじ…1/2袋 卵…2個 油…少々 めんつゆ(3倍濃縮)…30cc 水…150cc(あん用) とりガラスープの素…小さじ1 酢…大さじ1 砂糖…大さじ1 <水溶き片栗粉用> ・片栗粉…大さじ1 ・水…大さじ1 【作り方】 <あん> 1.とりガラスープの素と水を入れた鍋に、めんつゆ・酢・砂糖を入れて中火で軽くひと煮立ちさせます。 2.弱火にし、水溶き片栗粉を入れて混ぜ、とろみがついたらできあがり。 あん作りはとっても簡単です! 続いて卵と具材を混ぜていきますよ! <かにかま卵> 1.ボウルに卵とかにかまを割いて入れ、よく溶きほぐします。 2.フライパンに油をひき、中火でしめじを炒めます。 すばやく1を流し入れて菜箸でかき混ぜ、 半熟になったらごはんの上へ! 仕上げにあつあつのあんをかければ完成です。 作ってみて感じたのは、「なんだ、天津飯ってこんなに簡単だったの!?」ということ。 あんと卵を別々に作る時点でめんどうに感じていましたが、あんも卵もどちらもさっと作れるので、思ったよりも手早くできました。 しかも、めんつゆベースのあんが、つやつやで甘酸っぱくて超絶おいしい!! これ、ものの5分で作ったあんですよ。 具材に入れたかにかまとしめじの色合いも◎。両方からいいうまみが出ています。 疲れて帰ってきた日に、パパッと作れて、元気も出る天津飯。みなさんも一皿ごはんのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか? きっと家族ウケもバッチリですよ! 調理・文=斉藤久美子