盗んだ自転車で大阪・兵庫を東奔西走、路上生活の男が窃盗重ねる…「生きながらえるためにやった」
盗んだ自転車で大阪、兵庫両府県を行き来しながら窃盗を繰り返したとして、兵庫県警尼崎南署は20日、住所不定、無職の男(50)(起訴)を窃盗容疑などで神戸地検尼崎支部に最終送致し、捜査を終えたと発表した。
発表では、男は昨年7月から今年2月にかけて、両府県で無施錠の民家に忍び込むなどし、計18件で現金やバッグなど計124万円相当(うち現金約57万円)を盗んだ疑い。尼崎市内で2月、車上狙いをしようとして窃盗未遂容疑で現行犯逮捕された。
同署によると、昨年4月頃に路上生活となり、主に大阪市内から阪神地区で窃盗を重ねていた。昼間は人目が行き届かない場所に駐車された車、夜間は無施錠の家を探して自転車を走らせていた。調べに対し「河川敷で生活していた。生きながらえるためにやった」と供述しているという。