年末年始に飲みたい!料理家・栗原はるみのお気に入り&おすすめワイン
栗原さんのおすすめワインは? どんな風に楽しむ?
――栗原さん、柴野さんとはどのようなお付き合いなのか、最初に教えていただけますか? 栗原:私はワインを飲むのは好きだけれど、詳しくはないので、いつも柴野さんにおすすめしてもらっています。ワインのことは、なんでも知っている方ですから。 今回、イベントでご紹介するワインも、事前に柴野さんと打ち合わせして決めました。 柴野:はい。発売されたばかりの雑誌は、野菜をメインにしたレシピをまとめた号ということで、重すぎず飲みやすい、優しい味わいのものを中心に2人で選んでみました。 ――まずシャンパンについて教えていただけますか? 柴野:こちらのオージェンヌ/ミレジメ2015は、クリスマスや年末年始にもおすすめの、ふくらみのあるリッチな飲み口が特徴です。 7年間瓶の中で熟成されていて、奥行きがあり、複雑な味わいでとてもおいしいんです。 ――栗原さんはどんなタイミングでシャンパンを飲まれますか? 栗原:仲間と楽しい時間をすごすときが多いです。シャンパンは、友達が家に来たときの乾杯にぴったり。 ――続きまして、白ワインをご紹介いただけますか? 柴野:こちらの インヴィーヴォ × サラ・ジェシカ・パーカー / ソーヴィニョン・ブラン 2023は、ニュージーランドのプレミアムワイナリーと女優・サラ ジェシカ パーカーさんとのコラボ商品で、グレープフルーツの香りが感じられる、みずみずしいワインです。値段も手頃なので、気軽にお手に取っていただけるのではないでしょうか。 栗原:すっきりしていてすごく飲みやすいので、どんな料理にも合うし、気楽に飲みますね。
9号の野菜レシピに合うワインはこちら!
――続きまして、赤ワインをご紹介いただけますか? 柴野:こちらのドメーヌ・デュ・フール・バッソ/プティ・フール・バッソ・ピノ・ノワール 2023は、自社でボトリングしている、高品質なワイン。 赤ぶどう100%で重すぎず、全体的に優しい味わいで、野菜の料理に合う飲みやすい一本です。 9号に掲載されている野菜の煮込み料理、牛肉とパプリカのグーラッシュにも合うのではないでしょうか。 ――どれも飲んでみたいですね! 栗原さんは、ほかにどんなワインがお好きなのでしょうか? 栗原:やはりクラウディ・ベイかな。夫に教えてもらった白ワインです。ぜひ冷やして飲んでみて。 柴野:クラウディ・ベイ/ソーヴィニヨン・ブラン2023は世界レベルのソーヴィニヨン・ブランとして高評価を得ている、ニュージーランド・マールボロ地方のワインで、柑橘系の味わいが楽しめます。 先ほどご紹介したソーヴィニヨン・ブランとはまた別の、深みのある魅力的なワインですよね。 栗原:私は柑橘類が大好きなんです。このワインは友達にプレゼントしたりお土産にすることも多いのですが、皆さんすごく気に入ってくれます。 そしてブレッド&バターもおすすめです。アメリカのワインなんですよね。 柴野:はい。ブレッド&バター/シャルドネ2022はカリフォルニアのシャルドネで、米元オバマ大統領が開催した、TPPランチミーティングで提供されたことでも有名です。 クラウディ・ベイとはまた違う味わいで、寒い季節におすすめなんですよ。 クリームシチューなどの温かい料理とも相性がいいと思います。 栗原:最後はこちら。同じシャルドネなんだけど、少しリッチなものも選んでみました。 柴野:こちらフランス・ブルゴーニュ地方のフレデリック・マニャン/ムルソー ・クール・ド・ロッシュ 2020は、ぶどうの品種はシャルドネで先ほどのワインと同じものですが、少しだけお値段が上がります。 鼻に後味が残るような、飲みごたえも感じられるワインです。柔らかくふわっとした味わいで、寒い冬にぴったりです。 栗原:いろいろなタイプの料理に合うのではないでしょうか。飲んだことがなかったら、ぜひ一度試してみていただきたいですね。 ――年末年始、人が集まる機会も増えると思うのですが、どんなワインを選ぶのがいいと思いますか? 栗原:私は、今日ご紹介したワインを飲むことが多いかもしれません。赤ワインはいただく機会がたくさんあるので、自分で買うのは白ワイン。 自分のお気に入りのワインが5種類くらいあれば、お客様にお出しするときや、お土産を選ぶときにも悩まないですね。 ――栗原さんは、ワインに合わせるなら、どんなおつまみがおすすめですか? 栗原:たとえば、別冊付録に載っている刺身こんにゃくの酢みそがけは和食だけれど、パルメザンチーズがかかっていて、白ワインと合わせるのもおすすめです。 柴野:みそは発酵食品ですし、ソーヴィニヨン・ブランに合うかもしれませんね。 栗原:クリームチーズの酒粕漬けも、白ワインと相性がいいですよ。けれど、最近は白、赤にこだわらず、気楽に楽しむことが多いですね。 ――それでは最後に、栗原さんから一言、メッセージをお願いします。 栗原:今日は本当にありがとうございました。 皆さん、ぜひ「今日は楽しい日だったな」と思える1日を過ごしてくださいね。 またお会いできる日を楽しみにしていますから、お元気でいてください。 参加者の皆さんとの距離が近いこともあり、トークセッション中も栗原さんとファンの皆さんが自由に会話をされるなど、終始アットホームな雰囲気で行われたトークイベント。 終了後は、栗原さんおすすめのワインを撮影するために長い列ができていました。 今回おすすめしたワインと雑誌『栗原はるみ』9号の野菜レシピ、ぜひ一緒に試してみてくださいね。 構成/『栗原はるみ』編集部
栗原はるみ編集部