“オヤジを狙え” 化粧品各社がスキンケア商品で熱視線
50~60歳代は高額商品にも抵抗感ない?
1963年に本格的男性化粧品ブランドの草分けとして誕生した資生堂の「MG5(エムジーファイブ)」。CM効果などで一世を風靡し、70年代の男性化粧品競争激化へとつながりました。ヘアリキッド、オーデコロンが人気商品でしたが、現在も13種類の商品を販売し、定年を迎えた団塊世代などに根強い人気を得ています。ラインアップにはアフターシェーブローション、スキンクリーム、スキンコンディショナーなどもそろえ、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できます。 同社では「男性は一度手にしたものを愛用し続ける人が多い傾向にある。団塊世代などはMG5になじみがありスキンケアでも購入しやすいのでは」とみています。 50~60歳代の中高年層は貯蓄率が高く余裕資金があるといわれており、5000円から1万円前後の上位ブランド化粧品にも抵抗感がないという見方もあります。今後も各社による男性向けスキンケア商品のラインアップ拡大が続きそうです。