外壁タイルが落下…震災遺構・大川小学校で補修工事開始「経年劣化は大きな課題と認識」〈宮城・石巻市〉
ミヤギテレビ
石巻市の震災遺構・大川小学校。 先月19日に校舎の外壁のタイルが高さ1.6メートル幅3.5メートルにわたって落下しているのが見つかった。 タイルは経年劣化が原因で落下したとみられる。 【画像】外壁が落下…補修工事が始まった震災遺構・大川小学校<写真5枚>
石巻市は、ほかのタイルも落下の恐れがあることからタイルと校舎の壁面を接着剤で固定する補修工事を始めた。 外壁の補修工事は2週間ほどかかる見通し。 落下したタイルについては元に戻すことが可能か工事業者に相談しているという。
石巻市 震災伝承推進室 鈴木良彦 室長 「(経年劣化は)大きな課題と認識している。状況に応じて対応していく」 大川小学校は東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲となり、被災した校舎は震災遺構として保存されている。