インド初の低床電気バス、『SWITCH EiV12』発表
アショク・レイランドの子会社のSWITCH Mobilityは、インド市場向けの最新電気バス『SWITCH EiV12』を発表した。この低床電気バスは、インド初のシャシー搭載バッテリーを特徴とし、400kWh以上の拡張可能なバッテリー容量を備えている。 【画像全2枚】 SWITCH EiV12は、都市交通向けに設計された国産プラットフォームを採用し、性能、安全性、信頼性、快適性において世界水準を目指している。最大39人の乗客を収容可能で、バス会社に高い収益性を提供する。 インドの電気バス市場は2030年までに年平均成長率21%で成長し、EV普及率は70%に達すると予想されている。2030年までに電気バスの総数は7万台を超える見込みだ。 SWITCH EiV12は、低床設計や車椅子用スロープなど、乗客の快適性と安全性に配慮した設計となっている。女性の安全にも注力し、5台の監視カメラと女性専用席を設置。広々としたパノラマガラスエリアは、視認性と自然光による車内照明を向上させている。 SWITCH Mobilityは、ヒンドゥジャ・グループの一員として、グリーンモビリティの推進に取り組んでいる。2014年に英国ロンドンで初の純電気バスを導入して以来、世界中で950台以上のEVを展開し、累計走行距離は1億3000万kmを超えている。 この新型電気バスの登場により、インドの都市交通はより環境に優しく、効率的なものへと進化していくことが期待されている。
レスポンス 森脇稔