難病再発から復活のKOマシン、ヴァージル・オルティスが階級を上げてリング復帰 フレドリック・ローソンと対戦 | ボクシング
【ボクシング】キャリア全勝全KOを誇るヴァージル・オルティスJrのリング復帰戦が決定した。今回からスーパーウェルター級に階級を上げることになった。
キャリア全勝全KOを誇るノックアウトマシン、米国・テキサス州グランドプレーリー出身のヴァージル・オルティスJr.(19勝0敗、19KO)が、新しい階級でリングに復帰する。対戦相手はガーナ出身のフレドリック"ジェネラル・オクンカ"ローソン(30勝3敗、22KO)だ。 スーパーウェルター級契約12回戦で行われるこの試合は、日本時間2024年1月7日、ラスベガスのバージン・ホテルズ・シアターで開催される。試合の模様はDAZNを通じて世界中に放送される。 ノックアウト率100%のオルティスが、スーパーウェルター級を制覇する準備が整った。オルティスが最後にリングに上がったのは2022年8月。地元テキサスで行われたマイケル・マッキンソンとのエキサイティングな激戦を展開。オルティスはキャリアで初めて第8ラウンド以降を戦ったが、KOで勝利している。 25歳のオルティスは2016年のデビュー以降アントニオ"リレントレス"オロスコ、ブラッド"キング"ソロモン、モーリス"マイティ・モー"フッカーといったコンテンダーを次々と下し、注目に足るキャリアを歩んできた。しかし、2022年に難病の横紋筋融解症を発症し、2度の欠場を経験した。 「1年以上のブランクを経たが、ラスベガスでメインイベントを務めることができる。望んでいた通りだ」とオルティスは語る。「いつものように、素晴らしいショーにしたいという気持ちに満ち溢れている。私がまだ健在であることを、全ての人に示すつもりだ」 ガーナ・アクラ出身のフレドリック・ローソンは、対戦相手がどれほど難しくとも耐え抜く力強さを持つファイターとして確固たる地位を築いてきた。最後に試合を行ったのは2023年4月。セペダvsアルボレダのアンダーカードでエステバン・ビジャロボスと対戦し、判定勝ちを収めている。 イリノイ州シカゴでトレーニングを積むローソンは、キャリアを通じて多くの地域タイトルを獲得してきた。IBFウェルター級インターナショナル王座や、WBCウェルター級インターナショナル・シルバー王座に輝いている。 「ゴールデン・ボーイからのこの素晴らしい機会を大切に考えている。私としては、ヴァージル・オルティスを尊敬しながらも、ガーナの戦士として1月6日(※現地時刻)に手を挙げるつもりだ」と、ローソンはコメントする。 「世界中にボクシングを届けるDAZNというプラットフォームで、再び戦うことを楽しみにしている。素晴らしい試合を提供してくれるオスカー・デ・ラ・ホーヤとマネジャーのジェイコブ・ズウェネスにも感謝する。オルティスと私、2人とも活動の多いファイターだから、ボクシングファンはこの試合をきっと楽しんでくれるはずだ」 「ヴァージルは世界王者になるために、これまでよりずっと強くなって復帰を果たすだろう」と語るのは、ゴールデンボーイ・プロモーションズの会長とCEOを務めるオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏。 「熱意と意志の強さを持っており、世界タイトルを獲得することを使命としている。新たな階級で、強力なガーナのファイター、フレドリック・ローソンを相手に実力を見せつけると確信している。ゴールデンボーイは2024年のスタートを盛大に切るつもりだ。その一環として、ヴァージルがこの年のアクション満載のボクシングスケジュールに参戦してくれることを誇りに思う」 「ヴァージルが再びDAZNで試合を行うのは素晴らしいことだ」とDAZN北米SVPのジャレッド・キャス氏。 「ヴァージルは突出した才能を持ち、スーパーウェルター級のどの選手にとっても脅威となる存在だ。2024年が本プラットフォームにとってまた大きな1年となることは間違いない。その幕開けとして、1月6日(※現地時刻)にヴァージルがDAZNで試合を行うのを楽しみにしている」
DAZN News