手術ミスと術後の不適切な処置で死亡 遺族が北海道がんセンターに損害賠償請求 札幌地裁
HTB北海道ニュース
北海道がんセンターで、おととし前立腺がんの手術を受けた男性が、医師の手術ミスと術後の不適切な処置で死亡したとして、遺族が損害賠償を求めて札幌地裁に提訴しました。 川島英雄弁護士: 「(遺族は)お父さんの死を無駄にしたくないという思いがあって、もっと原因についてしっかりやってほしいのと再発防止に向けたものが見えた状態になってほしいという思いが強い」 訴状によりますと、当時70歳の道内の男性は、おととし北海道がんセンターで、「手術支援ロボット」を使った前立腺がんの手術で、医師の操作ミスにより血管が損傷し出血しました。止血されましたが、手術後に男性の血圧が低下し、適切な処置がとられず死亡したということです。 男性の遺族は病院を相手取り、合わせておよそ5700万円の損害賠償を求め、きのう札幌地裁に提訴しました。 北海道がんセンターは、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
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