「手取りを増やす。」誕生秘話/玉木雄一郎代表が語る国民民主党のネット広告戦略とは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年11月13日に公開された動画のテーマは「国民民主党のネット広告戦略」。 若者の支持を得て、衆院選で大躍進した国民民主党。YouTuber政治家のさきがけでもある玉木代表自身の発信力だけでなく、党のネット広告にも特徴が見られました。今回は、国民民主党のネット広告戦略や、リアルでの選挙活動における工夫を教えていただきますた。 【このトピックのポイント】 ・「手取りを増やす。」キャッチコピー誕生の裏側 ・「ネットどぶ板」戦略 リアルとの連動で拡散を得る秘訣は ・選挙におけるネット戦略の今後
若者の心を捉えたキャッチフレーズの誕生秘話
国民民主党の公式YouTubeチャンネルの登録者数も増えています。今回「手取りを増やす」というキャッチフレーズが、若者の心をつかんだのではないかと指摘されています。 国民民主党・玉木代表は「実際の若者・現役世代の声を聞いて決めた」と語ります。 若者が豊かになっていないと感じるのは、手取りが上がった分、税金や社会保険に取られるので手元に残らないから、と指摘する玉木氏は、今回、賃上げが実現してきたからこそ聞こえてきた有権者の思いに、正面からアプローチしようと、このキャッチフレーズを選んだと語ります。 玉木雄一郎氏「給与を上げるのは民間の努力。そこから税金を抑え、社会保険を抑えるのは政治の努力なんです。そこにしっかりアプローチしていこうと」
ワンメッセージを強くわかりやすく打ち出したところが特徴的だと指摘される国民民主党のネット広告ですが、実は、もうひとつの特徴があります。 それが、複数のパターンでの広告制作です。 玉木氏は「万人に同じメッセージが響くことは難しくなっています。ターゲティングして、分けてメッセージを届けることが大事」と、広告を出してみて、反応がいいほうを残していったと振り返ります。 また、選挙戦の中で民意が変わっていくことも感じ、「アジャイル(機動的)に変えていくことが非常に大事」と分析します。 5つの広告パターンでは「手取りを増やす」が一番リアクションが大きかったと明かし、「正直な政治を貫く」も、政治とカネの問題の中、評価が大きかったと語りました。