初優勝の豪栄道 大阪府庁を表敬訪問「感動大阪大賞」に
大阪勢として86年ぶりの優勝
初優勝の豪栄道 大阪府庁を表敬訪問「感動大阪大賞」に 撮影:岡村雅之 編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大相撲秋場所で初優勝した大阪出身の大関豪栄道が29日、大阪市中央区の大阪府庁を表敬訪問し、松井一郎知事に優勝を報告した。豪栄道には「感動大阪大賞」が贈られた。カド番の危機を乗り越え、大阪勢として86年ぶりの優勝を成し遂げた誇らしい凱旋を飾った。 2020年東京五輪の記念銀貨 大阪・造幣局で打ち初め式
松井知事「府民はテレビに向かって叫んでいた」
豪栄道は秋巡業大相撲なにわ場所関係者らとともに表敬訪問。松井知事から「優勝おめでとう」と声をかけられ、「ありがとうございます」と礼を述べた。 なにわ場所は来月16日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪(府立体育会館)で開催される。松井知事は「なにわ場所に花を添えるように、秋場所で豪栄道関が優勝した。府民はテレビに向かって叫びながら相撲中継を観戦していた。今全国でもっとも相撲ブームが到来しているのは大阪だろう」と、豪栄道の活躍をたたえた。 表敬訪問に続き、松井知事から豪栄道に対し、「感動大阪大賞」が贈られた。
豪栄道「大阪の熱い応援がありがたい」
進行の合い間に、PR担当副知事もずやんが豪栄道に勝負を挑んだものの、足がもたつき、あえなく自滅して敗れるひと幕も。一方、豪栄道は松井知事とはがっぷり四つポーズで撮影に応じるなど、大阪PRに貢献するサービス精神を発揮していた。 豪栄道は寝屋川市出身。持ち前の豪快な力相撲で大関に昇進。その後けがに泣かされたものの、カド番で迎えた秋場所で初優勝を全勝で飾った。大阪出身力士の優勝は86年ぶりという歴史的快挙だった。 優勝を決めた豪栄道が帰阪するのは、今春の大阪場所以来。「行く先々でお祝いの言葉をかけていただき、本当に優勝してよかった。大阪の熱い応援がありがたい」と、改めて大阪のファンに感謝。「なにわ場所では府民の皆さんに満足して帰ってもらえるように精進したい」と、張り切っていた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)