まさに”衝撃”…「電撃トレード」で移籍した大物(4)エース級が“金銭トレード”で
近年のプロ野球では、交換トレードが活発化してきている。さらに歴史を振り返ると、「電撃トレード」も数多く発生しており、主力選手が他球団に移籍したケースも少なくない。そこで今回は、2000年以降に発生した電撃トレードで他球団に移籍した選手を紹介する。
涌井秀章(ロッテ→楽天)
出身:千葉県 投打:右投右打 身長/体重:185cm/85kg 生年月日:1986年6月21日 ドラフト:2004年ドラフト1巡目 埼玉西武ライオンズのエースとして活躍し、その後は千葉ロッテマリーンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍した涌井秀章。2023年からは中日ドラゴンズでプレーしている。 横浜高校からドラフト1位でライオンズに入団し、2年目(2006年)から5年連続で二桁勝利を記録。16勝6敗、防御率2.30を残した2009年は最多勝・沢村賞・ゴールデングラブ賞を獲得した。しかし、その後は不調に陥りクローザーに転向する年もあった。そして、2014年からマリーンズに活躍の場を移す。 移籍2年目の2015年は15勝9敗で、自身3度目の最多勝を獲得した。2016年も10勝を挙げる活躍を見せたものの、2017~2019年は思うような成績を残せず、2019年オフに金銭トレードでのイーグルス移籍が発表された。 トレードの理由としては、マリーンズの若手先発陣が育っていたこと、涌井が先発にこだわりを持っていたことなどが挙げられていた。2022年はけがの影響で離脱期間が長くなったが、シーズン終盤で復帰を果たした。 すると、同年オフには阿部寿樹との交換トレードでドラゴンズ加入が決定。先発ローテーションの一角として変わらぬ存在感を放っている。
ベースボールチャンネル編集部