【からつボート・GⅢウエスタンヤング】来月から初A級の登玉隼百が磨いてきたターンで準優入りに挑む
からつボートの「GⅢ大11回ウエスタンヤング」は18日、予選最終日を迎える。 ◇ 起死回生の1着を無駄にはしない。登玉隼百(25)=兵庫=は3日目7Rで3コースからコンマ01の鋭発を放ち、まくり差し快勝。全艇ゼロ台のスリット合戦で今節初白星を奪い、準優入りへ望みをつないだ。 「スタートは早いと思ったので勘はズレていないと思います。(まくり差しに)きれいに入りましたし、練習の成果が出せました」 前期(昨年11月~今年4月)は自己最高の勝率5・77をマークして来月からA2へ初昇級。今年2月に地元の尼崎でデビュー初優出(6着)を果たした成長株が、地道に取り組んできたターン力強化をヤングバトルで証明した。 優勝すればPGⅠヤングダービー(桐生、9月18~23日)の優先出場権が得られる当大会は昨年に続く2度目の参戦となるが、「今節に限らず優勝はしたいですし、そのためにもまずは予選突破です」とデビュー3年半での初Vを目標に戦っている。そして肝心の足も「まだ重さはあるけど、出足や行き足は悪くなくてスタートもしやすい。ペラのベースも定まっています」と勝負どころを前に態勢を整えてきた。 「尼崎のレース場の近くに住んでいて、父がボートレース好きで小さな頃から手をつないでレース場にいっていましたし、必然的にボートレーサーになるもんやと思っていました」。幼少期から〝英才教育〟を受けてきた25歳が、まずは18日の予選最終日2、6Rでの16点ノルマ突破へ全力を注ぐ。(小出大輔)