ソウル近郊ホテルで火災 7人死亡・12人重軽傷=スプリンクラーなし
【富川聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の京畿道富川市にあるホテルで22日午後7時40分ごろに火災が発生し、宿泊客7人が死亡、12人が重軽傷を負った。 消防当局と警察によると、9階建てホテルの7階の客室から出火し、20~50代の男性4人、女性3人の死亡が確認された。 死者の中に外国人が含まれているとの情報もあったが、富川市が確認した結果、全員が韓国人だった。 重傷者3人を含む負傷者12人は病院に搬送されて治療を受けており、命に別状はないという。 ホテルは64室あり、この日は27人が泊まっていた。 死傷者の大半は火元となった810号室(7階)に近い階の宿泊客だった。煙が建物に充満して被害が拡大したとみられる。消防が設置したエアマットに飛び降りたが、マットが裏返り死亡した人もいた。 火災の原因は明らかになっていないが、810号室の宿泊客が焦げ臭いにおいがするとしてホテル側に客室を変えるよう要請し、出火当時は室内に人はいなかったという。 2003年に建てられたこのホテルには、客室にスプリンクラーが設置されていなかった。 関連法が改正された17年以降、6階建て以上の新築の建物全てにスプリンクラーの設置が義務付けられたが、一部の医療機関などを除き設置義務はさかのぼって適用されない。
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