最近見かける「謎のアルファベットナンバー」なぜ存在? 激レア「Tナンバー」はどんな意味? ナンバープレート×アルファベットに隠された秘密とは
街中で見かける「アルファベットナンバー」どんな意味?
最近、アルファベットが書かれたクルマのナンバープレートを見かけることがあります。 【画像】「えっ…!」 これが最近「358ナンバー」が人気な理由です(16枚) これまでのナンバーと何か違うのでしょうか。
ナンバープレートには、地名や一連指定番号などさまざまな情報が書かれていますが、そのなかでアルファベットは右上の「分類番号」に導入されています。 分類番号は、地名と並んで表示される3桁の数字で、個別の車両を識別する情報のひとつであるほか、その車両の用途や車種が判別できる要素でもあります。 導入当初は1桁からはじまり、クルマの台数が増えたことにより2桁の時代を経て、1998年以降、「品川300」のように順次3桁化されました。 アルファベットの導入は、ナンバーの下4桁を選べる希望ナンバー制度の開始などの影響から、人気の数字では分類番号が進み、枯渇している状況にあることから、これまで数字のみであった分類番号にアルファベットを使用することとなりました。 アルファベット導入で選ばれたのは「A、C、F、H、K、L、M、P、X、Y」の10種類です。 この10種類が選ばれた理由について、過去に国土交通省の担当者は以下のように話しています。 「視認性が考慮されており、例えば『Bは8と誤解しやすい』などから省いたなどの意見があったと記憶しています。 また検討した際に内部の用途として用いているものを避け、この10種類となりました」 アルファベットが使用されるのは、分類番号のうち2桁目と3桁目で、原則「0A」から使用開始されることになっており、すでに「30A」や「50A」などの分類番号が使用され始めています。 アルファベットの順番に「0A」「0C」と使われていき、「Y」まで使い切った場合、次は2桁目のみがアルファベットとなる「A0」の形式で「Y9」まで使用され、その後に2・3桁目ともアルファベットとなる「AA」から「YY」が使用される予定だといいます。 ※ ※ ※ アルファベットナンバーは、ナンバーの交付状況によって決まるものであり、アルファベットの有無や種類を選択することはできません。 ただ、希望ナンバーのなかで特に人気の数字を選んだ場合は、従来の分類番号の数字を使い切り、アルファベットが用いられたナンバーが交付される可能性があります。 アルファベットナンバーは、全国で順次導入されているため、今後見かける機会が増えていくかもしれません。