【リアに背負う砲弾ケースの正体は??】フレンチシェフがDIYでオンリーワンなスタイルへとアップデートするジムニー シエラ
フレンチシェフがジムニーを料理! ~武骨さただようDIYカスタムを添えて~ BASE CAR:ジムニーシエラ(JB74)/2019年型 【画像13枚】パイプフェンダーを追加してアメリカンレーシングの7Jを履く足元、細部を磨くアイデアフルな小技など、DIYでオンリーワンなスタイルへとアップデートしたJB74 素材の持ち味を見極め、そこから新たに何かを生み出す姿。 そんなフレンチシェフとして日常発揮している創造力を、ジムニーへ注ぎ込んできたのがこのオーナーである。 といっても、もともとカスタムにはさほど興味がなく、このシエラも料理の材料を求めて山や畑へ出かける際に頼もしい4WDを求めて購入したもの。 しかし、積載容量アップのためのヒッチキャリアや、走破性を高めるリフトアップといったアレンジを加えているうちに、「シエラの魅力を引き出せてない!」とオーナーは愛車へ違和感を抱き始める。 おりしも、周囲にオフ系スタイルが急増してきたこともあり、料理人として長年鍛え上げてきた匠の創造力がカスタムへも注入されていくことになったのだ。 そんな経緯で誕生したのが、ミリタリーテイストを存分に高めたこの1台。 ボディキットこそ、アーミースタイルのCGを見て気に入ったダムド・リトルDをベースとするが、〝人と同じ仕上がりはイヤ〟といったこだわりが炸裂し、ホームセンターで材料を吟味して、インスピレーション湧かせていくという、シェフらしい創意工夫のDIYが随所へ加えられている。 そのセンスの良さと作業レベルは圧巻! フェンダーやレンズ類のパイプガードは理想形とするために、パイプベンダーを導入してワンオフ。リアゲートへ背負わせたシャワーシステムは塩ビ管に配線モールあしらって、砲弾ケース風にペイントといった具合に、市販アイテムの単純投入は一切ナシ。 まさに料理と同じく、隠し味ひとつにしても、全力のアイデア勝負で取り組んできたというワケだ。 狩猟から収穫、市場の買い出しとフル活躍している、フレンチシェフのタフな相棒。 「カスタムも料理と同じく、現物合わせで創意工夫の感覚勝負」というオーナーが、次はどのようなアレンジで愛車を進化させていくのか楽しみだ。 『カスタムCAR』2022年5月号掲載 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
カスタムCAR 編集部
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