「光る君へ」周明にロマンス詐欺説…望み捨てられない視聴者の悲鳴
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で“「最愛」のコンビ再び!”と視聴者を喜ばせていたまひろと松下洸平演じる周明。周明がオリジナルキャラクターであることからも“ポスト直秀か”ともささやかれていたが、9日放送・第23回では一気に暗雲が立ち込める展開となり、まさかの事態に悲痛の声が叫ばれている(※ネタバレあり。第23回の詳細に触れています)。 【画像】ラストで豹変する周明 第23回「雪の舞うころ」は、宋の商人・朱仁聡(浩歌)が通詞・三国若麻呂(安井順平)殺害の疑いをかけられたのちの展開。すぐさま、朱の潔白を証明しようとしたのが周明で、同時に周明の素性が明かされていった。
~以下、第23回のネタバレを含みます~
前話では周明がまひろと初めて顔を合わせた際、日本語を理解しない様子で宋人と思われていたが、実は生まれは日本(対馬)。まひろは彼に日本人なのか、宋人なのかと問うと迷うことなく「宋人」だと答えるが、その背景には哀しい生い立ちが秘められていた。彼は12歳の時に口減らしのために父親に海に捨てられ、海に浮かんでいたところを宋の船に拾われた。宋では牛や馬のように働かされ、このままでは死ぬと危機感を覚え逃げ出したところ、薬師に助けられ見習いにしてもらったのだという。
まひろは周明の過酷な過去に胸を痛めながらも彼にもっと宋のことを教えてほしいといい、いつしか宋の言葉を習うように。前話の時点では周明が亡き直秀(毎熊克哉)のポジションになるのではないかとみる声もあり、ここまではかなりいい雰囲気だったが、風向きが変わったのが海辺でまひろと散歩していた時に、まひろから「左大臣」の言葉が出たときのこと。周明が「なぜ朝廷は宋との直々の商いを嫌がるのか」という疑問を口にした際に、まひろはふと「なぜ“あの人”はそこまでかたくななのかしら」と首を傾げ、周明はそれが左大臣のことであることを知ると「今、左大臣と言ったか?」と驚きの表情を浮かべた。