「光る君へ」周明にロマンス詐欺説…望み捨てられない視聴者の悲鳴
終盤には周明と朱のきな臭い会話が展開され、周明は朱に「国守の娘は左大臣とつながりがあります。もしかしたら左大臣の女かもしれません。うまく取り込んで左大臣に文を書かせます。朱様のお力になれるよう」「事が成就したなら私を宰相様の侍医にご推挙ください」と話していた。
まひろと暖をとっていたときには「指の間に(針を)刺すと熱が下がる」と自然に手を取り、まひろをドギマギさせていた周明。「もっと宋のことを知りたい」と目を輝かせるまひろに宋の言葉で「俺を信じるな」とも話していたことからも「やっぱり……」とガッカリする声が続々。「周明君はハニトラなのか」「周明くん、まひろを利用しようとしてるのかぁぁぁ」「たとえロマンス詐欺だったとしても周明推し」「周明は隠し事のあるイケメンだった…」「最後は嫌な別れ方しそうですね」と悲しみに沈んでいたが、それでも「実際はかなりまひろに心奪われている感がある」など望みを捨てられない視聴者も多く、“初めはまひろを利用しようとしているはずがいつしか本気に…”という流れを熱望する声も見られた。
周明は朱に忠誠を誓っており、生い立ちから想像すると日本人に抱く感情はかなり複雑と思われ、まひろへの裏切りは避けられないとも考えられる。
朱の従者は「こいつは日本人だということを隠しておりました。信用できません」と周明に疑惑の目を向けていたが、松下はこの謎めいた複雑なキャラクターについて「中国から来た医師の見習いとしかプロフィールには書いていないと思いますし、ご覧になる方も一体何者かがちょっとわからない全貌のつかみどころのない役だなとは思うんですけど、僕自身はやりながら、日本人でありながら中国人のふりをする…周明自身も自分の生い立ちであったりとか生きてきた環境から苦労もたくさんしてきた中でその葛藤を抱えながら生きている姿っていうのをうまく表現できればいいなと思って今は演じていますね」と第23回放送後、ドラマの公式Xなどで公開されたインタビュー動画「君かたり内」で語っている。(石川友里恵)