【アルテミスS・耳より】新馬戦完勝のミストレスは僚馬コントレイルのいとこ「賢い。物覚えが早い」
[GⅢアルテミスステークス=2024年10月26日(土曜)2歳牝、東京競馬場・芝1600メートル] 3冠馬コントレイルや活躍中のミスティックロアが近親におり、厩舎ゆかりの血統背景を持つミストレス(矢作)。12日のデビュー戦(新潟芝外1600メートル)は2着に6馬身差をつける逃げ切りで、1番人気に応える快勝劇を演じた。 「思ったよりもいい競馬をした。体にも余裕があったし、スタート練習は良くなかったけど、本番ではいいスタートを切った」 田代厩務員が、期待以上の成果に頬を緩ませた。カイ食いが良好で、前走時は502キロと幅のある馬体の持ち主。1回使ったことで心肺機能が向上して、動きに素軽さが出てきたという。 気性は牝馬らしく繊細で、音に驚いたりすることがあるものの、同厩務員は「賢い。物覚えが早い。調教するにつれて動きも良くなっている」と着実な良化ぶりに太鼓判を押す。 13日にGⅠ秋華賞を制したチェルヴィニアをはじめ、過去10年の勝ち馬から5頭のGⅠ馬を輩出している〝出世レース〟。リーディングサイアー争いのトップを突っ走るキズナの娘が、今年の覇者に名乗りを上げる。
東スポ競馬編集部