【天皇賞秋/新人記者突撃】伏兵マテンロウスカイ 松永幹夫調教師が「ひょっとしてという気持ちは…」
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] マテンロウスカイ(セ5・松永幹)は前走のGⅡ毎日王冠(8着)から中2週の臨戦過程で、初めて国内GⅠに参戦します。 松永幹調教師は、前走を振り返って「着順自体は悪かったけど着差は少なかった。あれを見たら、やれるなという感触はありました」と手応えを明かします。前が壁になって伸び切れなかったものの、勝ち馬との着差は0秒5。スムーズに進めていれば上位争いもできた内容でした。「上積みはあると思う。東京新聞杯(5着)を使って、中山記念を勝ったように、使いながら徐々に良くなるタイプ」と好感触を口にされました。 週末の天気が怪しいところですが、稍重馬場の中山記念を勝っているように、雨になっても心配はありません。国内では左回りで8戦して掲示板を外したのは前走だけ。舞台設定は整っています。トレーナーも「できれば内めの枠を引いて、いい位置で競馬できたら、ひょっとしてという気持ちはあります」と期待をにじませました。 騎手時代にヘヴンリーロマンスで2005年の同レースを制している松永幹師。それだけに「勝ちたいですね。騎手でも勝ったし、調教師としても勝ってみたいレースではあります」と意欲を見せます。GⅠ馬6頭をはじめ、メンバーが揃ったここ一番の大舞台。マテンロウスカイがどんな走りを見せてくれるのか、注目です!
佐藤 美生