C・ロナウドは通算5度のCL制覇を経験 [写真]＝Getty Images

　UEFA（欧州サッカー連盟）は27日、現在サウジアラビアのアル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、チャンピオンズリーグ（CL）特別賞を受賞することを明かした。 【動画】C・ロナウドがCL決勝で決めたゴールの数々 　C・ロナウドはCLの歴代最多得点記録を誇っており、今回はこれらの功績が認められた形。29日にモナコで開催されるCL・リーグフェーズの組み合わせ抽選会にて、アレクサンデル・チェフェリン会長より特別賞が授与される。 　現在39歳のC・ロナウドはこれまで所属したマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、ユヴェントスでCLのピッチに立ち、マンチェスター・ユナイテッド時代の2007－08シーズンに初めて“ビッグイヤー”を掲げた。レアル・マドリード移籍後、2013－14シーズンに自身2度目の優勝を果たすと、2015－16シーズンからは大会3連覇の原動力に。これまで通算5度のCL制覇を経験している。 　個人としては、CL通算183試合出場140ゴールを記録。出場試合数、得点数ともに同大会における最多記録となっており、C・ロナウドがCLの舞台から離れた現在も破られていない。また、レアル・マドリード在籍時の2013－14シーズンには17ゴールを挙げたが、これは1シーズンのあたりの得点数としては最多の数字。7度の得点王という偉業も成し遂げた。 　特別賞の授与に際し、チェフェリン会長はUEFAを通して次のようにコメントを発表している。 「クリスティアーノ・ロナウドはチャンピオンズリーグで最も輝いたスター選手の1人である。この大会における彼の並外れたゴール記録は、時の試練に耐える運命にある。というのも、後世の選手たちに対して、この驚くべき記録を超えるという挑戦を突きつけているからだ」 「彼は世界最高レベルでの卓越さを持続してきたが、実際に残した記録は、チームと個人の両方の栄誉を絶え間なく追い求めた証である。20年以上もの間、彼はゴールを決め、ゴールを祝うという若々しい情熱を保ちながら、自身のプレーを絶えず進化させ、洗練させてきた。彼のプロ意識、プレー意欲、献身性、そして大舞台で輝く能力は、世界中のサッカー選手が見習うべき資質である」