WEST.10周年ツアー締め デビュー曲大合唱“お祝い”も 桐山照史「10年先が見えた」さらなる飛躍約束
7人組グループのWEST.が29日、東京ドームでデビュー10周年ツアーのラストを飾るドーム公演「WEST.DOME TOUR AWARD~10th Anniversary~」を開催した。デビュー当時の楽曲からライブ定番の人気曲、9月10日発売でツアー内でも初歌唱となる最新曲「まぁいっか!」など、アンコールを含め全43曲を披露。超満員のファンを熱狂させた。 7人のメンバーと5万5000人のファンで、節目を祝う式典を作り上げた。開幕直前、ドームに流れるデビュー曲「ええじゃないか」のカラオケ音源に合わせて、ファンたちが大合唱。そのまま10年の軌跡を振り返る4分30秒の映像の終わりと同時に、右手を突き上げたメンバーが舞台上に登場した。 開幕から最高潮のボルテージだった。代表曲「証拠」で始まると、重岡大毅(32)が「カモン東京!」と絶叫。デビュー当時、高校生だった小瀧望(28)は「すでに泣きそうです!」と1曲目から感無量の様子だった。 公演の演出はアリーナツアーに続いて藤井流星(31)が担当。「周年ということで、お祝いっぽいこともふんだんに入れさせてもらった」と語るように、初導入となる噴水での演出をはじめ、炎やLEDライトなどを用いてダイナミックなステージに仕上げた。 また、歴代のアルバムに収録されていた人気のユニット曲のコーナーでは「当時の曲を知らない人も、知っている人も楽しめるように」と重岡が曲の合間の楽曲紹介ではミニコントを挟むことを発案。熱さとエモさの中でも、ユーモアも忘れないWEST.らしさがあふれた。 サプライズ発表でもわかせた。有観客では14年のデビュー記念公演以来となる12月の大阪松竹座での公演を発表。神山智洋(31)が「育ててもらった場所に7人で立たせてもらう」と原点とも言える劇場への凱旋を感慨深げに話すと、中間淳太(36)は「まだまだ周年イヤーは続きます」と胸を張った。 終盤のあいさつでは、濵田崇裕(35)が「ホンマに楽しかった!それに尽きる!」と、天候が不安定な中でも集まってくれたファンに感謝。桐山照史(34)は「10周年でイェーイ!っていうよりも、先を見ているから。俺は今日のライブで10年先が見えた」とさらなる飛躍を約束した。