【高校選手権】試合数不平等を解消できる改革案とは? 導入すべきは”W杯方式”
試合間隔の平等も求めるなら...
静岡学園の川口修監督は今回の高校サッカー選手権で準々決勝進出を決めたあと、重要な問題提起をした。 【動画】東海大相模DF佐藤碧の驚異的なロングスロー集! 「こんなことを私が言うべきではないのですが、準々決勝で戦う東福岡が我々と同じ4試合目というところは良かったです。もし、相手が3試合目だった場合、コンディションの面で大きな違いがあります。全国大会でシードによって試合数に差をつけるのはどうかなと。 『高校生だからできるでしょ』という考えは良くないですし、こんなに大きくて素晴らしい大会ですから、もう少し平等に勝負するべきではないかと思います」 シードをなくす改革案はあるのか。もし試合数の不平等を解消したいなら、導入すべきはワールドカップ方式だ。具体的には、まず出場48校を3チームずつ16グループに分けて総当たりのリーグ戦を行なう。そして各組の1位・16校がトーナメントで覇権を争うという形だ。これなら試合数は平等で、たった1試合で敗れるケースもなくなる(最低2試合戦える)。 試合間隔の平等さ、運営サイドの事情はさて置き、「リーグ戦→トーナメント」のW杯方式なら川口監督の懸念は消せる。 ちなみに、試合間隔も平等にするなら以下のやり方がある。出場48校を4チームずつ12グループに分けて総当たりのリーグ戦を行ない、各組の1位・12校に各組2位の成績上位4校を加えた16チームで決勝トーナメントを戦えば、より不平等がなくなるかもしれない。 現状の大会方式を批判したいのではなく、あくまで“試合数を平等にするなら”という考えでの改革案である。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【関連記事】
- 野球部仕込みの超絶ロングスロー! 東海大相模DF佐藤碧の“強肩”に脚光「デラップか」「他の高校と格が違う」【選手権】
- 東海大相模DF佐藤碧、“衝撃の飛距離”ロングスローの秘密。強豪・野球部からアドバイス「投げる前に肩を温めるように言われて」【選手権】
- 「シードで試合数に差をつけるのはどうかなと」3年ぶり8強入りも、静岡学園の川口監督が過密日程に切実な訴え「高校生だからできるという考えは良くない」【選手権】
- 【画像】選手権開会式に20代目応援マネージャーの月島琉衣さんが登場! 笑顔弾ける厳選ショットをお届け!
- 【厳選ショット】勢いが止まらない!逆転勝利の東海大相模が初出場ながら“国立”4強入り!|選手権準々決勝 明秀日立 1-2 東海大相模