「男がルッキズムなのは当たり前」「日本の左翼がコロナで自粛要請に従っているのは意味不明だった」...“革命家”外山恒一が「はっきりさせておきたいこと」
「自粛要請」に唯々諾々と従う左翼
しかし左翼は総じて自粛側でしたよね。ここ半世紀ぐらい、左翼知識人たちはミシェル・フーコーというフランスの思想家を称賛し続けてきて、フーコーの主張は要するに『安全・安心を口実に国家権力が人々の生活にあれこれ介入してくる監視社会・管理社会』への批判なんですけど、コロナ騒動なんてまさに絵に描いたようにそういう状況だったはずで、なんで左翼が唯々諾々と『自粛要請』に従ってるのか、意味が分かりませんでした。 まあ、左翼なんてしょせんその程度の、意地もプライドもない連中だとは思ってたんで、意味は分かるんですけどね(笑)。しかし私が疑ってるようにコロナ騒動の背景に中国差別があるとすれば、左翼の連中にはもう二度と『関東大震災下の朝鮮人虐殺』とかをあれこれ云ってほしくありません。 むしろ自粛に抵抗してたのは、アメリカのトランプ大統領、ブラジルのボルソナーロ大統領といった、ネトウヨみたいな連中でした。ネトウヨをさらに陰謀論でこじれさせたような、どう付き合っていいのか困惑させられちゃう人たち。安倍ちゃん(安倍元首相)も当初あまりコロナ対策に熱心ではありませんでしたよね。 私も要はフーコー的な反自粛派で、かつ左翼嫌いですから、思わずトランプを支持してしまいそうになりますけど、陰謀論はほどほどにして、『もう少し的確に自粛派やワクチン推進派を批判しようよ』とは思います。でもまあ、相対的には私はトランプ支持、安倍ちゃん支持です。 左翼の数少ない美点の一つは、誰に頼まれたわけでもないのに世界のあらゆる問題に自分たちが責任を負っていると思い詰めてしまう過剰な真面目さなんだし、ネトウヨや陰謀論者が増えているのも我々のせいではないのか、我々が簡単に自粛圧力に屈するような不甲斐なさを露呈したりするからではないのか、と少しは反省してもらいたいものです(笑)」 普段は福岡を拠点に活動している外山氏が、次にバーに立つのは本日6月18日、22日、25日の3日間を予定しているという。外山氏の言いたい放題の続きは高円寺で。
週刊現代(講談社)
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