【ハイライト動画あり】サクラフィフティーン、世界の強豪アメリカを相手に成長の跡を見せる。女子15人制ラグビー日本代表
過去の対戦成績はサクラフィフティーンの0勝2敗で、1994年の第2回ワールドカップでは、0-121と大敗。2年前のワールドカップでは17-30と善戦したが敗戦している。サクラフィフティーンにとっては、ワールドカップのリベンジがかかっている試合で、勝利すればアメリカ戦初白星となる。試合は2300人のファンを集めて、午後6:00にキックオフされた。
序盤、相手に攻められたものの、粘り強いディフェンスで防いだサクラフィフティーンが先制する。SO大塚らのキックで相手陣で戦う中、12分にラインアウトからモールで押し込み、最後はPR北野和子が左隅にねじ込んでトライ。SO大塚のゴールキックも決まり、日本代表が7点を先制する。
29分には、アメリカ代表がラインアウトからトライを挙げたかに思われたが、TMOでラインアウト後にノックオンがあったという判定となり、ノートライ。だが31分、アメリカ代表はボールを細かく繋いで前進し、ディフェンスの隙をついてSHオリビア・オルティーズがゴール中央にトライ。SOホーキンズがコンバージョンを決めて7-7と同点とする。
36分、サクラフィフティーンも負けじとFL川村雅未がターンオーバー後に、すぐに仕掛けて左にボールを展開。最後はCTB(センター)畑田桜子に代わって入った、小林花奈子が左隅にトライを挙げて12-7とする。
前半終了間際、アメリカ代表もラインアウトからボールを出して、NO8(ナンバーエイト)タフーナがゴール前まで迫り、最後は7人制でもプレーするWTB(ウイング)サマー・ハリスジョーンズがトライを挙げて12-14とした。日本は2点のリードを許したが、一進一退を繰り返す展開となって後半に折り返した。
後半に入って、先に点を取ったのはホームで何としても勝利したいサクラフィフティーンだった。後半6分、ラインアウトモールを起点に粘り強く攻め続けて、最後はFL川村雅未が押し込みトライ。ゴールも決めて日本代表が17-14と逆転する。