世界デビューしたピアニスト・角野隼斗が、自分の“利き耳”に気づいた瞬間とは
J-WAVEの番組『ACROSS THE SKY』のワンコーナー『TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES』(ナビゲーター:角野隼斗)。ピアニストの角野は11月10日(日)放送回で、世界デビューアルバム『Human Universe』に関するエピソードを語った。
「利き耳」のことを考えたエピソード
角野はピアノリサイタルを控えているため、現在パリに滞在中だ。少し前まではドイツにいたという。 角野:先週はベルリンにいまして、リリースしたばかりの世界デビューアルバム『Human Universe』のプロモーションというか、テレビやラジオに出たりということをしていました。『Human Universe』を聴いていただいてありがとうございます。たくさんの反響をいただいておりまして、本当にうれしい限りです。ベルリンにいたときに、ドイツの朝の情報番組に出演しました。出演した時間自体は5分、10分ぐらいでしたが、そのなかでピアノの演奏とトークを少しその前におこなう形式でした。 ドイツの番組のため進行はドイツ語だったが、その仕組みは角野にとって、かなりわかりにくいものだったそう。 角野:僕はドイツ語を話すことができないのでイヤホンを渡されて、右耳にイヤホンをつけてアナウンサーの方がドイツ語で話したものが、自動で右耳に英語に翻訳されていました。僕が英語で答えたものが、放送上では同時にドイツ語で翻訳されて、別の声で乗る。そういう仕組みでしたが、これが非常にややこしくて。右耳には翻訳される英語が聞こえてきますが、左耳ではドイツ語が聞こえてきます。会話は目の前のアナウンサーの方としているようにしなければいけませんが、聞いているのは英語で答えるのも英語でという、これが本当にややこしくて、頭がこんがらがってしまいました。 この出来事を踏まえて、角野は普段言葉を片耳で聞くときはいつも左耳を使っていることに気づいたそう。 角野:電話に出るときは左耳で聞くし、片方だけイヤホンするときも大体左耳にしています。だからこれが右耳じゃなくて左耳だったらまた違ったのかなと。そのあとに色々なことを考えましたが「利き耳」というのがあるらしいです。そういう意味だと僕は左なのでしょうね。でも電話に出るときは左耳で取るほうが多いのではないかと思います。左耳は右脳につながっていて、右耳は左脳に繋がっているらしいです。左耳で聞くと右脳なので直感的、感覚的な判断になりやすいという話もあるらしいですが、皆さんはどっちで言葉を聞いていますでしょうか。そんなことを考えたテレビ出演でした。