「最大の祭典がまもなく行なわれる」ボクシング異例の2日連続7大世界戦、10月日本開催決定に米専門メディアも興奮「すべてのファンを満足させる内容だ」
ボクシングの帝拳プロモーションが8月22日、東京・有明アリーナで10月13・14日の2日連続での世界戦興行の開催を発表した。 【動画】壮絶!中谷潤人、モロニ―を倒した12R衝撃のKOシーン 10月13日は世界タイトルマッチ4試合が行なわれ、WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)が同級3位の堤聖也(角海老宝石)と3度目の防衛戦に臨む。また、WBCフライ級1位の寺地拳四朗(BMB)が、同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との王座決定戦でベルトを争う。さらに、WBAフライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級15位のタナンチャイ・チャルンパック(タイ)の挑戦を受け、WBOライトフライ級1位の岩田翔吉(帝拳)は同級2位のハイロ・ノリエガ(スペイン)との王座決定戦を戦う。 翌14日はトリプル世界戦が組まれており、WBCバンタム級王者の中谷潤人(M・T)が同級1位のペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)を相手に2度目の防衛戦。そして、WBOスーパーフライ級王者の田中恒成(畑中)は同級5位のプメレレ・カフ(南アフリカ)と、WBOフライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米)が同級1位のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)と、それぞれ初防衛に挑む。 まさに2日間にわたり、異例とも言える豪華カードが並んだ。また、9月3日には同じ会場でスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がTJ・ドヘニー(アイルランド)を相手に防衛戦を行うなど、日本国内でインパクト抜群の世界王座戦が立て続けに開催されることになる。 今回のイベント発表を受け、米ボクシングサイト『BOXING NEWS 24/7』も早速、ビッグマッチ開催を報じるとともに、日本人王者の充実ぶりを評している。 同メディアは、「日本では、東京を中心に巨大なカードが組まれてきた。しかし、最大の祭典がまもなく行なわれることになりそうだ」と2日連続での世界戦開催を伝えながら、「日本で最も有名な現役ファイターであり、おそらく日本で最も偉大なファイターであろう 『モンスター・イノウエ』は出場しないが『もう1人のイノウエ』は戦う」などと綴っている。 さらにそれぞれの対戦について、「最近は、サウジアラビアで数多くの豪華な試合が行なわれていきているが、この日本で開催される2日間にわたるマラソン・カードは、すべてのファンを満足させる内容となっている」と説明。その上で、「技術、パワー、気品、そして白熱した攻防が織りなすこれらの戦いを想像してほしい。10月中旬、誰が日本を去る時に世界タイトルを手にし、誰が世界タイトルのベルトを腰に巻いたまま日本に残るのだろうか?」などと期待感を煽っている。 海外メディアも熱視線を向ける2日間。日本人の実力者が並ぶその顔ぶれに、早くも世界中のボクシングファンの胸も高鳴り始めている。 構成●THE DIGEST編集部
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