斎藤元彦氏(無・前) 改革止めない即戦力 候補者インタビュー③【兵庫県知事選】/兵庫
兵庫県知事選挙が10月31日告示し、立候補した7人が舌戦を繰り広げている。立候補者それぞれに出馬の動機や、告発文書問題に対する見解、斎藤県政への評価などを聞いた。(届け出順に毎日2-1人ずつ掲載。全候補者インタビューは関連記事から) 斎藤元彦氏(無・前) ―3年間の県政を振り返って 就任直後はコロナ禍に忙殺されたが、県政改革を行い、県立大の無償化や不妊治療助成など若者への支援に取り組んだ。万博に向けた取り組みも行い、各地のいろんな人に集っていただいたことが思い出深い。 ―告発文書問題の対応を問題視された 県政に停滞を招き、心から県民に申し訳ないと思っている。ただ、当時の県の立場としては法的にもきちっと対応した。その上でまた知事になれたら、直接知事にものが言えて、自分も歩み寄って耳が痛いことも聞けるような職場の風土に改善したい。百条委員会などでの調査が進んでいるため、真摯に協力したい。 ―道義的責任について考えは 日本は江戸時代から藩や家で何か問題があれば、切腹して話を収めるなど、責任を取って辞めてきた。私は辞めるだけじゃなくて、間違っていたところを改めて改善していくことも責任の果たし方だと思っている。 ―再出馬への思いは 責任がある者として、自ら県政を立て直したい。間違っていたことは反省し、失敗した者だからこそ新たなチャレンジができると思う。これまで進めてきた改革を止めたくないし、その即戦力は斎藤元彦だと考える。「兵庫の躍動を止めない」というテーマを県民に分かっていただきたい。