Hey! Say! JUMP伊野尾慧「ミュージカル出演を決意したのは、ファンの皆さんと会える場所を作りたかったから」
『with』では有岡大貴さんとともに長らく連載を務め、リニューアル後は初号の表紙も飾ってくれたHey! Say! JUMPの伊野尾慧さん。17年目を迎えたグループ活動では、4都市を巡るドームツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2023→2024 PULL UP!』を大成功させたばかり。 “アイドル”や”俳優”として活躍中のHey! Say! JUMP伊野尾慧さん【写真をもっと見る】 メンバー全員が30代を迎え、個々の活動も盛んになる中、伊野尾さんが新たに取り組むのは「ミュージカル」。「僕が一番びっくりしています!」と語っていた最初の情報解禁から数カ月、ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』公演を目前に控えた伊野尾さんに、現在の心境や作品について聞いた。
不安はあったけれど、せっかくファンのみんなと会える場所だから
取材は、主演ミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』の初日をおよそ1カ月後に控えた3月某日。昼下がりの自然光が降り注ぐスタジオで、春らしい色合いの衣装に身を包んだ伊野尾さんは、ときおり眩しそうに目を細めつつ、まずは10分ほどの撮影に応じる。「あれ、お弁当あったの? 普通にデリバリーしちゃったぁ!」と、変わらないゆるっとした雰囲気でインタビューはスタート。 ーー伊野尾さんにとって初となるミュージカル作品、『ハネムーン・イン・ベガス』が4月9日からスタートします。舞台作品は前回の『カラフト伯父さん』以来9年ぶりですが、どのような経緯で決定したのでしょうか。 伊野尾 慧さん(以下 伊野尾) 最初にお話をいただいたときは、「ごめんなさい、ちょっとできません」という思いが大きかったですね。そもそも僕、ミュージカルというものをほとんど見たことがなかったですし…。 ただ、いちばん最初はあまり詳細を知らされず、「ちょっとしたボーカルチェックがあるよ」くらいの話で音楽監督さんに会いに行ったんです。「ここで確認してもらっておけば、いつかミュージカルあるかもね」みたいな、軽い雰囲気で。だからその日はまだ作品名も知らず、オーディションみたいな感じで、「じゃ、また来年きまーす」みたいなことを言ったりしていて。 そうしたら、「うん、大丈夫! 歌えるね!」みたいなことで決まっていって……。(そうだよね? 違ったっけ?とスタッフに確認) そんな経緯なんだけど(笑)、それでも最初は「できるかな」っていう不安が大きかったですね。