「働く姿を子どもたちに」10年ぶりの芸能界復帰を決断した林丹丹「不安で諦めるのは私の生き方に反するから」
現在、9歳と7歳のお子さんの子育てに奮闘中の林丹丹さん。幼稚園・小学校受験を経て親子で成長したエピソードや、芸能界に復帰した現在の思いについて伺いました。(全3回中の3回) 【画像】「引退して10年間は子育てに奮闘」林丹丹さんの親子プライベートショット「お子さんもうこんなに大きく!」(全10枚)
■親子で成長するために幼稚園・小学校受験に挑戦
──2人のお子さんは、幼稚園・小学校受験を経験されたそうですね。 林丹丹さん:「幼稚園や小学校受験ってどんなものなんだろう?」と、長男が1歳半のころに幼児教室に入れてみたのがはじまりです。 最初はよくわからないまま幼児教室の課題に取り組んでいたのですが、親子で課題をクリアしていくうち、「幼稚園・小学校受験を乗り越えれば、親子ともに大きく成長できるのでは」と思うようになりました。 思えば、それまでの私の人生でも「課題を一つひとつ乗り越えること」は大きなテーマでした。だからこそ、課題をクリアして自信に変えていく経験を、子どもにも小さなうちから積み重ねてもらえたらと思い、受験を決めました。
── 受験を乗り越えるうえで、どんなことが大変でしたか? 林さん:幼児の受験は、身の回りのことやお手伝い、季節の行事、キャンプや植物の観察などの自然体験といった日々の生活すべてが学びにつながります。普段の家事・育児をこなしながら、常に学びのアンテナを張り続けるのは大変でしたね。
でも、親が常に気を張っていても、子どもの気分には波があります。その波に合わせて話し方や伝え方を工夫するのに、いちばん苦労しました。 とくに長男のときは、下の子を連れて教室に通っていたので、体力的にも精神的にも大変でした。子どもに寄り添えるお母さんでいたいのに、余裕がなくなってすべてがうまくいかなくなってしまうことも。何度も心が折れかけましたが、「コツコツ続けることが大事」と、自分を奮い立たせて乗り越えました。
■子どもは親の見えないところで頑張っている ──お子さんの気持ちが下がってしまったときは、どうフォローしていましたか? 林さん:気持ちが下がっているときは、自分でできるのに「ママやって」と甘えてくることが増えるんです。そんなときはいまも「今回だけね」とニコニコしながら、素直に甘えさせています。