1か月予報「雪多く寒い年末年始に」 積雪の測り方は? 小野さんのなるほど天気解説
テレビ金沢NEWS
市川 栞 キャスター: 木曜日は気象予報士 小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします。 小野 和久 気象予報士: お願いします。 市川: 小野さん、あさっては冬至です。きょうも一日中寒かったですね。 小野: 日曜日からは、雪の降り方に注意してください。
小野: 気象台の週間予報を見ていきましょう。 あすは、昼前から晴れてくるでしょう。土曜日は後半に雨が降るでしょう。 市川: 日曜日からは、雪か雨の日が並んでいますね。 小野: 寒気も強く、特に日曜日から月曜日にかけては、雪が 多くなる可能性もあります。最新の情報に注意してください。今の時期の金沢の最高気温は9度、最低気温は2度から3度くらいが平年並みですので、平年より低い日が多いでしょう。 市川: 最低気温が1度の日もあります。体調管理や道路の凍結にも注意したいですね。
小野: そして、きょう発表された気象台の1か月予報です。1月17日までの予報です。 まず、気温は12月28日からの週、つまり年末年始の週は「低い」見込みです。そして、雪の量は「多い」見込みです。冬型の気圧配置と寒気の影響を受けやすいため、特に、気温の低い年末年始は雪の降り方に注意が必要です。 市川: なんとか穏やかな天気になってほしいですね。
小野: さて、その雪ですが、積もった雪の量を「積雪」といいます。 市川: 何時現在、金沢は何センチなどと発表されますね。
小野: そこで、市川さんにクイズです。 気象台などでの積雪の測り方は、次のどちらでしょう。 1.雪尺と呼ばれる物差しのようなもので、気象台の職員の方が目で見て確認する 2.アメダスを使って測る… さて、どちらでしょう。 市川: 気象台の観測は、意外に目視が多い印象があるので、1かなと思いますけど…
小野: 正解は…2番の「アメダスで測っている」です。 市川: どうやって測っているんですか。 小野: レーザー光線を使っています。あらかじめ、雪が積もっていない地面にレーザーをあて、戻ってくるまでの時間を調べておきます。雪が積もると戻ってくるまでの時間が短くなることを利用して、積雪がいま何センチか計算するんだそうです。 市川: でも、アメダスができる前から積雪の記録は残っていますよね。昔は、どうしていたんですか。 小野: 気象台に聞きましたら、金沢では1996年の2月までこの物差しを使った目視だったそうです。