【箱根駅伝】早大 往路3位にも冷静…花田監督「駒沢さんとか、国学院さんに誤算があった」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、2日=5区間107・5キロ)、チーム目標が総合3位の早大が往路3位でゴールした。 1区・間瀬田純平(3年)が4位で好スタートを切ったものの、2区・山口智規(3年)が区間12位の走りで失速し、4区終了時点で6位だった。それでも、5区で〝山の名探偵〟こと工藤慎作(2年)が区間2位の1時間9分31秒で好走し、3位で往路を終えた。 レース後に、花田勝彦監督(53)は「工藤のところで前が見える位置でつなぎたいと思ってた。私たちもシミュレーションをして(5区の工藤は)70分を切るのが結構ギリギリかなと思っていたけど、前半から貯金をつくりながらいったので、終わった後もかなり余裕があった」と充実した表情で振り返った。 3強のうち、青学大が2年連続の往路優勝を果たしたが、王座奪還を狙う駒大は4位、今季の出雲&全日本大学駅伝を制した国学院大は6位に沈んだ。 花田監督は「うちが良かったのもあるけど、少し駒沢さんとか、国学院さんに誤算があったところでの順位なので。相対的なところで3位だから、あまり喜びすぎないようにしたい」と語った上で「うちも復路にいいメンバーを残しているから、きっちりつないで3位以内を目指して、チャンスがあれば少しでも上(の順位)にいきたい」と復路に向けて意気込んだ。
加田晃啓