新しい職場で「すぐなじむ人」「なじめない人」の決定的な差 “元芸人直伝”可愛がられる人がしている「お礼」「相槌」の工夫
今では、この理論に対して諸説ありますが、わかりやすく説明するために一つの基準として扱います。 例えば、どの欲求段階の人に対してどのような相づちが効果的かというと ・「社会的欲求」を満たしたい人 この方々は、「すごい」と相づちを打つと話すことにノリノリになっていきます。 なぜかというと、社会的に認められたいという欲求があるため「他者よりすごい」という言葉を集めて生きている傾向があるからです。家に飾ってあるのかな……というほど集めています。
「社会的欲求」をすでに満たしている人には、どのような相づちをすればいいのでしょうか。 ■より「偉い」人たちを虜にする相づち ・「尊厳欲求」以上を満たしたい人 「尊厳欲求」以上を求めている方は、すでに他者との比較を終えており、オリジナリティを求めています。 効果的な相づちは「面白い」です。 「新しい発想であること」「初めて見た」など、オリジナリティを指摘する相づちを打つことで心が躍り出し、「こんなこと初対面で言っていいのかな」とニンマリと笑いながら、ベラベラとなんでも話をしてくれる傾向があります。
ちなみに私の経験則上、社会的欲求の相づちは課長までの役職の方に効果が高く、尊厳欲求の相づちは部長以上の役職の方へ行うと効果が高い印象があります。 ・「自己実現欲求」が終了した雲上の人 すべてを手に入れており5段階では表現しきれない雲上の人も存在しています。 例えば、資産数百億円で若い起業家の成功を心の底から応援する方や、〇〇省の事務次官のようなエリートの中のエリートのような方は、「面白い」ですら心を動かすことは難しくなっています。
相づちを「変わってますね」と少し攻めたものに変えてみてください。すると普段言われ慣れない言葉だからこそ「君、いいね!」となる可能性があります。 注意したいのは「変わってますね」の相づちを打った場合、リスクとして雲上の方が怒った場合、取り返しのつかない事態に陥る危険性があるということを念頭に置いてお使いください。 『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』でも多くのノウハウをご紹介しています。 この記事のノウハウと併用して使っていただきながら、新たな新社会人生活を謳歌していただけますと幸いです。改めて、このたびは入社おめでとうございます。
あなたならできる!
中北 朋宏 :俺 代表取締役社長