子どもが偏食すぎて「ラーメン」しか食べてくれません。食費は安く済みますが、栄養面が心配です…
偏食の子どもを持つ親御さんは、食事のメニュー作りに頭を抱えることでしょう。なかには大好きなラーメンしか食べない子どももいるようです。 ラーメンは忙しいときでもさっと作れて、食費も安く済むため、親としては楽だと感じる部分もあるかもしれません。しかし、栄養面を気にして、ラーメンばかりを食べさせたくないと考える方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、ラーメンの価格推移や栄養成分、栄養バランスを高める工夫について調べてみました。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
ラーメン一杯の価格は?
総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、2023年4月~2024年4月の東京都区部におけるカップラーメンの小売価格は以下の通りです。 ・カップ麺(1個・78グラム):174円~203円 子どもが偏食でラーメンしか食べない場合、1食あたり200円前後で済むと食費をおさえられるため、カップラーメンを与える方もいらっしゃるでしょう。 カップラーメンではなく、袋麺を購入した場合は、さらに費用をおさえられるかもしれません。 袋麺は5食分のようにまとめて販売されていることが多く、1食あたりの価格はさらに安くなると考えられます。例えば5食入りで734円の袋麺を購入した場合、1食あたり146.8円で、毎食ラーメンを食べると1ヶ月(30日)で90食となり、食費は1万3212円です。
ラーメンの栄養成分
子どもがラーメンしか食べてくれない場合、栄養バランスが心配です。 市販のラーメンには、栄養成分が表示されています。メーカーや商品によって異なりますが、一例として以下を目安にできるでしょう。 【カップラーメン(77グラムあたり)】 ●エネルギー:357キロカロリー ●たんぱく質:10.3グラム ●脂質:15グラム ●炭水化物:45.4グラム ●食塩相当量:4.8グラム(麺・かやく:2グラム/スープ:2.8グラム) ●ビタミンB1:0.23ミリグラム ●ビタミンB2:0.31ミリグラム ●カルシウム:113ミリグラム 【袋麺(100グラムあたり)】 ●エネルギー:432キロカロリー ●たんぱく質:10.1グラム ●脂質:16.2グラム ●炭水化物:61.4グラム ●食塩相当量:4.8グラム(麺とかやく:2グラム/スープ:2.8グラム) ●カルシウム:200ミリグラム