ポーズを決める三浦大輔監督（左）と筒香嘉智（カメラ・義村　治子）

◆ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４第６戦　ＤｅＮＡ１１―２ソフトバンク（３日・横浜） 　２連敗からの３連勝で王手をかけていたＤｅＮＡが、ソフトバンクに快勝して４連勝で、１９９８年以来２６年ぶりとなる日本一を決めた。レギュラーシーズン３位から日本一になるのは２０１０年のロッテ以来１４年ぶり２球団目で、セ・リーグ球団では史上初の快挙となった。２回に筒香のソロなどで３点を先制すると、２点差になった５回には再び筒香の走者一掃適時二塁打などで一挙７得点。９点差をつけると、そのまま逃げ切って、日本一が決まった瞬間、三浦大輔監督はベンチで号泣した。試合後の三浦監督、南場オーナー、選手の主なコメントは以下の通り。 　▽三浦監督「いや、もう、最高にうれしいです。９８年に優勝してから、そのあとなかなか勝てずに、自分も、もう一度ということで、現役の時は優勝出来ずに、監督として、本当に優勝出来てうれしいです。試合をするたびに進化して、次の試合、次の試合と臨んでくれましたし、この短期間で中身の濃い期間を過ごせたと思います」 　▽桑原（シリーズ新の５戦連続打点でＭＶＰ）「（ＭＶＰは）おれだろうとずっと思ってました。試合終わってから思っていました。本当に幸せに思います。今ここにいいる最高のメンバーで、僕自身は喜びを感じながら、全力で戦うことができて、本当に幸せです」 　▽牧（主将就任１年目）「こうして最後日本一になれたことが何よりうれしい気持ちでいっぱいです。１年目だったので何が正解で、不正解か分からない状況の中、１年間やらせてもらいましたけど、まだまだ自分は勉強不足なところはありますけど、日本シリーズまでチーム全員で勝ち切れたのは自分にとってもチームにとってもよかったのかなと思います」 　▽東（２連敗で迎えた第３戦で７回１失点と好投）「非常にうれしくて、僕が投げたのは１試合でしたけど、投手陣も打者陣も第６戦まで一生懸命戦って、本当にすごいなと思いました。投手陣はポストシーズンに入って、また一皮むけたと思う。全員が素晴らしい経験ができたと思います」 　▽筒香（復帰１年目、この日４打点）「僕がどうこうというより、このチームが日本一になれたことに非常によろこびを感じています。本当に阪神タイガース、ジャイアンツ、ソフトバンクと非常に強いチームが続く中で、ここまで来られたのは何か選手の中でも得ているものがかなり多いと思いますし、来年リーグ優勝、そこに向けてというのが１番だと思います」 　▽佐野（日本シリーズではスタメン外も経験）「スタメンを外れた悔しさっていうのはもちろんありますけど、自分の今できる最高の準備をしようというのは考えていた。それがいい結果につながったと思う。若い選手も出場しましたし、今後のベイスターズにとってもすごくいい時間、いい経験になったんじゃないかなと思います」 　▽南場オーナー「生きててよかったなと思いました。横浜、神奈川、全国の横浜ＤｅＮＡベイスターズファンに恩返しが少し出来たかなという気持ちで、それが１番うれしかったです。選手達がとても誇らしかった。（三浦監督は）素晴らしかったですよね。感謝していますし、よくやってくださったと思います。大変だったと思いますし、ねぎらいたいと思います。リーグ優勝はしていないので、まだ大きな忘れ物をちゃんと来年以降とりにいかないというふうに思っています」