転職して手取りが「23万円→20万円」に減りました。家賃7万円がきついのですが、貯金もないし引っ越すより住み続ける方が節約になりますか?「家賃6万円」のところを考えています
収入が減って生活費を抑えたい時に気になるのが、毎月支払う家賃という人も多いでしょう。家賃の安いところに引っ越すことで毎月の出費は抑えられますが、引っ越し費用が高額になりやすいため、引っ越すべきかどうか迷ってしまう人も多いでしょう。 本記事では、収入が減った場合に引っ越しをすべきかどうかや、引っ越し費用の負担を減らすコツなど、引っ越しに関する節約について詳しく解説します。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
引っ越した方が節約になる?
結論としては、引っ越し費用がかかることを考慮しても、引っ越しをして毎月支払う家賃を下げた方が、節約につながる可能性は高いです。 引っ越しには初期費用や移動費など、一時的に大きな出費が発生しますが、毎月かかる固定費である家賃を削ることで大きな節約効果を発揮します。 例えば、家賃を7万円から6万円まで下げた場合で考えてみましょう。 引っ越し費用は、引っ越し会社に支払う費用として約4万円(東京都内15km圏内の移動、単身者)、初期費用として約21万円(敷金1ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月、保証料、鍵交換費用)の合計約25万円かかるとします。 年間で家賃の支出を12万円削減できるため、初期費用に25万円かかった場合でも2年2ヶ月目以降プラスに転じます。 家賃を7万円から5万5000円まで下げた場合だと、引っ越し費用は約4万円、初期費用は19万2500円(前上)で合計約23万2500円かかり、年間で家賃を18万円削減できるため、1年5ヶ月以降でプラスになります。 ただし、家賃を下げることで住環境が悪化する可能性があることには注意が必要です。一般的に家賃を下げると、部屋が狭くなったり、駅からの距離が遠くなったり、設備・機能の面で劣後したりするケースが多いです。 現在の環境に問題や不満がない場合は、引っ越しのデメリットの方が大きくなる可能性があるため、収入の減少が一時的だと分かっている場合は、家賃以外の生活費を抑える工夫から始めるのがおすすめです。 また、大して家賃が下がらない物件への引っ越しも節約効果が見込めないため、慎重な判断が必要です。まずは引っ越したい地域で賃貸物件を探してみて、自分に合った物件でコストを抑えられそうな物件はあるのか確認してみましょう。