引退の永野猛蔵 休業中の予想行為にJRA「競馬法に抵触するものではなかったが…」
JRAは13日、永野猛蔵騎手(22)から騎手免許の取消申請があり、同日付で騎手免許を取り消したと発表した。 【写真あり】JRA通算100勝を達成した永野猛蔵 「技術面などまだまだ足りない」と語っていたが… 永野は10月5日から6日にかけて、東京競馬場調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していた事実が判明。8日から裁定委員会の議定があるまで騎乗を停止するとしていた。 永野はスマホの不適切使用に加えて骨折休業中に親族に対して予想行為を行っていたという衝撃の事実も発覚。この日の裁定委員会で永野には12カ月間の騎乗停止処分が科される内容だったが、本人から騎手免許の取消申請があった。 美浦トレセンの赤井誠公正室長は永野の予想行為について、「「競馬法に抵触するものではなかったが、遵守事項には抵触した、と判断した」と語った。 ◇永野 猛蔵(ながの・たけぞう)2002年(平14)9月8日生まれ、新潟県出身の22歳。父・猛史さんが宮本武蔵のファンで、1字を取って名付けられた。21年3月に美浦・伊藤圭厩舎所属でデビューし、同3月6日の中山3R(タマモヒップホップ)で初騎乗初勝利。JRA通算2501戦111勝。1メートル61、45キロ。