「忠誠心の搾取をやめろ」リヴァプール&ウェストハムのサポーターグループ、チケット値上げに団結して抗議へ
リヴァプールとウェストハムのサポーターグループは、チケット価格の値上げに反対するために団結してデモを行うようだ。 遠藤航は現地イギリスでどう評価されている? カラバオカップの3回戦で激突するリヴァプールとウェストハム。アンフィールドで行われるこの一戦に向けて、両チームのサポーターグループはチケット価格の値上げに抗議する反対運動をスタジアム周辺で行うという。 『The Athletic』によると、ウェストハムのサポーターは今季、クラブが66歳以上の高齢者や18歳以下の若者、また障害を持つサポーターに対する割引を撤回したことを受け、ホームスタジアムでの試合で「我々の権利を守ろう」や「忠誠心の搾取をやめろ」と書かれた黒い風船を飛ばして抗議してきた。サポーター団体ハマーズ・ユナイテッドは、こうした変更は「不当であり、ファンの忠誠心を悪用するものだ」と主張しており、クラブの決定を覆そうと抗議運動を続けている。 この運動に、リヴァプールのサポーターグループであるスピリット・オブ・シャンクリー(SOS)が同調した形に。両団体は試合日である現地時間25日の19時にスタジアム周辺に集合し、「忠誠心の搾取をやめろ」と書かれたバナーを掲げて抗議運動を行うようだ。 『The Athletic』の取材に対し、SOSは「我々は公正なチケット価格を求める戦いにおいて、ハマーズ・ユナイテッドと連帯する。プレミアリーグの各クラブはカルテルのような行動、特に高齢者や若者、障害を持つサポーターの忠誠心を無視する傾向がある。すべてのファンが団結してこの方針に抵抗し、これ以上忠誠心が搾取されないようにすることが重要だ。フットボールは国民のものであり、サポーターは公平さと敬意を受けるに値する」と声明を発表している。 なお今回の抗議活動に加え、サポーターの嘆願書には約2万人の署名が集まっていることも伝えられている。