ファン「バカヤロウ」連呼 西鉄の84敗目は東尾修の押し出し四球 ベンチの上に〝乱入〟も 西武が当時の球団ワースト更新
◆西武3―7楽天(12日、ベルーナドーム) 西武が西鉄時代の1971年の球団ワーストを更新する85敗目を喫した。 ■ベンチの上にファン〝乱入〟「バカヤロウ」連呼も…前回の球団ワースト【写真】 西鉄が84敗を喫したのは本拠地が福岡・平和台球場だった1971年以来。10月6日のシーズン最終戦130試合目で延長11回、救援の東尾修が与えた押し出し四球が決勝点になった。 翌7日、福岡の地元紙・西日本スポーツの扱いは2面の2番手。ベンチの上に乗っている人も見られるファンに向かって帽子を振る稲尾監督の写真とともに「『来季こそがんばれ』の温かい声援を送ったファンはわずか二十人たらず。三千人(公式発表)の観衆の中には『バカヤロウ』を連呼するファンもいて寂しいシーンだった」と記している。 1面トップは熊本商高出身で、同年に史上初のセ・パ両リーグ首位打者に輝いたロッテ・江藤慎一の大洋へのトレードだった。
西日本新聞社