【J1昇格PO】悲願達成の岡山とは? チーム名はイタリア語で「キジ」 桃太郎伝説に由来
◇明治安田J2リーグ・J1昇格プレーオフ決勝 岡山2―0仙台(2024年12月7日 岡山・シティライトスタジアム) ファジアーノ岡山が、初のJ1昇格を決めた。J2の今季3~6位のクラブで争うJ1昇格プレーオフ(PO)決勝が7日に行われ、岡山(J2・5位)がホームでベガルタ仙台(同6位)に2-0で勝利。前身から2006年にクラブ創設し、09年のJ2初参戦から15年で悲願を達成した。 岡山は04年、岡山県リーグ1部リバーフリーキッカーズを母体に創立された。現名称ファジアーノ岡山となったのは06年からで、チーム名はイタリア語で「キジ」を意味する。キジは岡山県鳥とされ、郷土に古くから伝わる桃太郎伝説でキジが鬼退治したことにちなんだことが由来で命名された。 09年にJリーグ加盟し、J2初参戦するも当時は全18チーム中18位と厳しい船出だった。その後は着実に力をつけ、16年には全22チーム中6位と躍進。クラブ初のJ1昇格PO進出を果たしたが、決勝でC大阪に敗れ昇格を逃した。木山隆之監督体制がスタートした22年にはJ2の3位として、J1参入POに進出するも1回戦敗退。J1昇格を懸けたPOは今回が3度目の正直だった。 ▽ファジアーノ岡山 06年7月13日設立。前身は川崎製鉄水島サッカー部のOBにより結成されたリバー・フリー・キッカーズ。ホームタウンは岡山市、倉敷市、津山市を中心とした岡山県全域で、本拠地はシティライトスタジアム。チームカラーはファジアーノレッド。クラブマスコットは「ファジ丸」。クラブ理念は「子どもたちに夢を!」。