「すぐそこにクマがいる」襲撃事故も レジャー中にクマと遭遇 身を守る対策は? 北海道
STVニュース北海道
北海道でも山菜採りシーズンを迎えてます。 一方で、レジャー中のクマとの遭遇が後を絶たず、なかには襲われる事故も発生しています。 生息域が広がっているともいわれるクマ。 専門家は「すぐそこにクマがいる」と思って備えるべきだと指摘します。
山菜採りに夢中 多くの人でにぎわう山
山の奥へ向かう人たち その先に待っているお目当てのものとは、 (山菜採りの男性)「アズキナです。スーパーに行くと10本ほどで300~400円です」 これが多くの人を夢中にさせる山菜採りの醍醐味です。 しかしー (山﨑記者)「もしクマがばったり出てきたら気付けそうですか?」 (山菜採りの男性)「気付かないです。採る前に必ず周りを確認して。ここもちょっと要注意だろうな」
(山﨑記者)「晴天に恵まれた土曜日ということもあり、登山口近くの駐車場は山に入る人の車で溢れるほどいっぱいになっています」 5月18日土曜日。 札幌市西区の登山道は大賑わいでした。 ただ、およそ10日前には、この登山口からわずか3キロしか離れていない山林で、親子のクマ3頭が目撃されていました。 山菜採りなど山に入る人にとって、クマは心配事のひとつですが、意識はそれぞれのようです。
(山﨑記者)「鈴は何個つけていますか?」 (山菜採りの女性)「6個かな。キノコとかもこういう感じで採ると全然(鈴の)音がしないんですよ。たまにこうやって鳴らしています」 (山菜採りの男性)「過去にも何度も気配は感じたんですけど、クマの方から逃げていく。そんなに心配はしていません」 (登山の男性)「対策とかは別にしていないですよ。(クマが)出たら諦めます。倒します。クマに勝てると思っています」
山菜採り中のクマ襲撃相次ぐ
(運転手)「あーいたいた」 4月28日、根室市で撮影された映像。 山菜採りで山に入った軽トラックにクマが襲いかかる映像は衝撃を与えました。 5月5日には日高の浦河町で、81歳の男性がクマに襲われ、大けがをしました。 こちらも山菜採り中のクマとの遭遇です。 レジャーの最中にクマに遭遇する例がことしも後を絶ちません。