豊後大野市で多文化交流イベント 住民や技能実習生、料理などを通じ相互理解深める
国際交流を進める大分県豊後大野市の市民団体「グローカルおおの」(森美由紀代表)が、多国籍の人が触れ合うイベント「多文化交流DAY」を初めて開いた。地域住民や外国人技能実習生がアジアの料理やゲームなどを通し、それぞれの文化について理解を深めた。 イベントは今月上旬、同市大野町田中のサイクルパークおおのであり、森代表(48)が「7カ国の人がスタッフとして協力してくれている。最後まで楽しんで」とあいさつした。
アジアン屋台はベトナム、ミャンマー、インドネシアなどの料理が並び、日本人が珍しい食を堪能した。体験コーナーでは実習生らがおにぎりや和菓子作りに挑戦。各国のあいさつ伝言ゲームや子ども太鼓の演奏などもあった。 ミャンマーから来ているケティソーさん(24)=竹田市菅生=はごみの分別方法を楽しみながら学ぶゲームに参加。「母国では分別せずにごみを出している。交流しながら日本のことを学べて楽しい」 大分市羽田から家族4人で訪れた美容師西田翔太郎さん(36)は「互いの文化などを知ることができるいいイベント。料理をもっと食べてみたい」と話した。 森代表によると、市内には技能実習生ら外国人約380人が居住。そのうち半数ほどが大野町に在住し、農業や介護、建設、縫製などに携わっているという。