防災の広報活動などを担う学生の消防団員に正しい消火方法などを学んでもらおうと、５月７日、岡山市の専門学校でＶＲを使った研修会が開かれました。 臨場感のある火災現場での消火活動をバーチャル空間で体感する学生たち。岡山市は、消防団員の担い手不足の解消に向けて４月から災害時の活動支援や広報活動などに携わる「機能別団員」制度を取り入れました。 このうち、主に防災の広報を行う「機能別学生団員」として学生８８人が活動しています。 岡山市中区の岡山医療福祉専門学校で開かれた研修会では、ＶＲを使って、消火方法を疑似体験し、注意点を学びました。 （機能別学生団員は…） 「消火器はすぐ火が収まり他に被害が及ばない。そうしたもので対応しなければ」 「その空間にいるような感覚。もしもの時のために体験できてよかった」 （岡山市消防団　清水哲也副団長） 「消防団員の高齢化が問題になっている。新鮮なアイデアと若い力で消防団の活性化を図っていきたい」 岡山市の機能別学生団員は今後、広報誌の作成や地域の学校で防災授業を行うことにしています。