安芸高田市・石丸伸二前市長「どう喝」訴訟 一審の判決支持し市に損害賠償支払い命じる 広島高裁
安芸高田市の石丸前市長が市議から「恫喝」されたとSNSに投稿した問題をめぐり、一審の広島地裁で市側が敗訴した裁判で、広島高裁は一審の判決を支持し、市に損害賠償の支払いを命じました。 この裁判は安芸高田市の石丸伸二前市長が、山根温子市議から「敵に回すなら市長の政策に反対する」と言われ恫喝を受けたとSNSで主張をしたため、山根市議が名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めているものです。 一審で広島地裁は、石丸前市長個人ではなく安芸高田市に33万円の支払いを命じ、判決を不服として市が控訴、山根市議も前市長個人の賠償責任を求め控訴していました。 3日の判決で、広島高裁の倉地真寿美裁判長はそれぞれの控訴を退けました。 どう喝発言に関しては、「されなかったものと認めるのが相当」と存在を否定しました。 【安芸高田市・山根温子市議】 「発言はしていないということが認められたということで、勝訴と受け止めてよいのだと思います。やっとやっと安堵の思いになってきた」 市は「判決文の内容を精査し、今後の対応を検討する」とコメントしています。
広島ニュースTSS