【りおなちゃん】「自分で足の治療費を稼ぎたい」……7歳の秘めた思いに両親は? 再生医療を再開 心の支えはYouTube 『every.特集』
■つらさも…再生医療の継続に悩む家族
再生医療は、培養した自分の細胞を点滴で体に戻し、同時にリハビリを行って脳や脊髄などの損傷の回復を狙う治療法です。 「曲げてー、力抜いて」という声に合わせ、ベッドの上で頑張るりおなちゃん。リハビリは月に1度、約1時間にも及びます。 「はぁ、はぁ、疲れた~。あんまり大きな変化はないけど、ちょっとずつ…」と、りおなちゃんは言います。 この時の再生医療は3か月でひと区切りとなりましたが、母の佳寿美さん(35)は「今のところ、これといった大きな変化は感じられてはいなくて、本人の中で焦りみたいなものが最近結構あって、つらいみたいな時も最近ちょっと出てきてます」と明かします。 なかなか成果が出ない再生医療。このまま続けるかどうか、家族で悩んでいました。
■YouTubeの応援コメントが続々
そんなりおなちゃんの支えが、YouTubeです。動画を見た人から「すてきな人生を送ってほしい」「毎日笑顔と感動をもらっています」など、たくさんの応援コメントが届きます。 りおなちゃん 「みんなからもっと気づいてくれるようになったりとか、応援されるようになった」 お母さんには、本音をもらしていたといいます。 佳寿美さん 「『YouTubeをもしやってなかったら、私ってどうなってたんだろう』っていうことを話してて、『誰にも応援されなくて1人だったらこんな風に頑張れなかった』と言っていたので。応援してもらったり有名になることが娘の心の支えになっているんだなとは感じます」
■新たな挑戦…企業紹介の動画を撮影
そんな中、新たな挑戦を始めました。ある日の夜、りおなちゃんとお母さん2人で何やら打ち合わせかと思ったら、こんなやり取りをしていました。 「早速やけど、社員面談やるんで誰々さん呼んでもらえる?」「やると決まったからにはやる、わたしはそういう女。それがりおなよ」 流し目のポーズを決めるりおなちゃん。一体、何をしているんでしょうか。 翌日一家が訪れたのは、女性用下着の開発やプロデュースを手がける企業が愛媛で展開するサロン。これから、企業を紹介する動画を撮影するといいます。 「3、2、1、スタート」「早速研修を始めます。会社の理念は何でしょう?」というかけ声に合わせ、りおなちゃんは「はい! 全ての女性の願いをかなえる会社です」と語り始めました。 前の晩はお母さんと、この動画のための練習をしていました。見学していた父・裕一さん(36)が「表情柔らかく、柔らかくいかな。柔らかく!」と注文すると、りおなちゃんは「もー! パパのところカットでお願いします」。仲良し家族の姿が垣間見えました。 「やると決まったからにはやる、わたしはそういう女。それがりおなよ」 一生懸命練習したシーンも見事にこなしました。