最悪なら膝下切断、たこの小さな傷や巻き爪に気づかないと… 異変を見つけて「足病変」を予防するには? フットケアの日に考える
■「たこ」や「うおのめ」 自分で削らない
「フットケアは糖尿病の患者さんとのコミュニケーションツールの一つでもある」と石津さん。足の動脈を触って血流が悪くないかみて、プラスチックの繊維で足底や足の指に軽く触れて感覚があるかどうか確認。やすりで爪を整えたりたこを削ったりして足を触りながら、食事や運動のことも話し、療養生活を支える意識が大切だという。
普段から足をよく観察し、糖尿病の人はたこやうおのめを見つけたら、自分で削ったりしないことが大事だ。石津さんは「自己処理で傷ができてしまうと、そこから感染を起こす場合がある」と説明。医療機関に相談するよう呼びかけている。