【蒲郡ボート・GⅢクイーンズクライマックス シリーズ戦】勝浦真帆が通算2度目の優勝
11Rで行われた「GⅢクイーンズクライマックスシリーズ」優勝戦は、1号艇の勝浦真帆(29)=岡山=がインから押し切って快勝。デビュー初優勝を飾った昨年10月の当地ヴィーナスシリーズからの通算2度目&蒲郡連続Vを決めた。2着は今井裕梨、3着には実森美祐が入った。 ◇ 思い出の水面で〝覚醒〟した。コンマ11のトップスタートを決めて外の攻めを封じた優勝戦を含めて、今節は9戦6勝、2着2回の好成績。切れ味鋭いスタートを武器にシリーズをリードして、王道Vを飾った。 「ちょっとホッとしました。(蒲郡)2連覇が懸かっていたので緊張した」 人気が集中するイン戦で重圧を感じながらも、きっちり勝ち切れたのは確かな地力アップのたまものだろう。加えて、「足がよかったので1マークまでに余裕があったし、しっかり回れました」と相棒61号機も勝浦を力強くサポートした。 一昨年の多摩川大会でシリーズ戦を制した西橋奈未が昨年のクイーンズC初出場を果たしただけに、今回の覇者・勝浦も今年のさらなる注目が集まる。「フライングを切らないように、常に優勝を目指して、一走一走、目の前のレースをしっかり走るだけですね」。地道に力をつけてきた努力家はスタンスを変えることなく、2025年も着実に歩を進める。(立山友基)