【1971年の今日 : 6月5日】京王プラザホテル全面開業―今からは想像もできない着工前の巨大な貯水池だった頃の写真も
京王プラザホテルが全面オープン
1971(昭和46)年 新宿副都心で初の超高層ビルとして、京王プラザホテルが全面開業。地上47階、179メートルは当時世界最高層のホテルだった。
淀橋浄水場が閉鎖後の新宿駅の西口地区を「新宿副都心」とする計画を東京都が発表したのは1960(昭和35)年。ホテル経営に素人同然の京王帝都電鉄(現京王電鉄)が巨大ホテル建設計画を打ち出すと、社の内外で先行きを危ぶむ声が広がったが、当時としては珍しい白壁の高層建築、工夫を凝らした宿泊プランなどで注目を集めた。最上階47階の展望室は、入場待ちの列が新宿駅まで続くほどの人気に。
開業当時は、広大な浄水場の跡地に、京王プラザたけがポツンと立っていたが、現在では超高層ビルが林立している。