職務上知り得た秘密を漏らしたとして逮捕・起訴されている県警の前の生活安全部長が、警察官の昇任試験の内容を漏らした疑いで現職の警察官2人とともに書類送検されました。 　守秘義務違反の疑いで書類送検されたのは県警の前の生活安全部長、本田尚志容疑者と現職の警察官2人の計3人です。警察によりますと前の部長は在任中、警察官の昇任試験の面接試験で出題される内容を受験する警察官に漏らした疑いが持たれています。 　昇任試験に関わっていた現職の警察官2人が何らかの方法で前の部長に面接試験の出題内容を漏らし、その後、前の部長がメッセージアプリで試験を受ける警察官1人に漏らしたということです。警察は3人の認否について明らかにしていません。県警は情報を漏らした警察官のうち1人について26日付で本部長注意の処分としました。前の部長は2024年6月、職務上知り得た秘密を漏らしたとして逮捕・起訴されており、捜査の過程で今回の漏えいが明らかになったということです。 　3人が書類送検されたことについて、県警本部の監察課は「捜査と調査の結果を踏まえて厳正に対処した。引き続き、情報管理の徹底に努める」とコメントしています。