テーラーメイドとキャロウェイの最新ミニドライバーをプロが試打。比べてみたら、同じミニドライバーでも性格は大きく違った!
弾道計測器(GC4)を使ってヘッドスピード43m/s程度で3球打った平均値でみると、スピン量は約3000rpm、飛距離は250ヤードくらいの数値でした。ドライバーよりもクラブ長が短いこともあり、ミスショットは少なく飛距離、方向性ともに安定していました。
投影面積が広い「パラダイム Ai SMOKE Ti 340 ミニドライバー」
続いて新規参入してきたキャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE Ti 340 ミニドライバー」は、クラブ名にあるようにヘッド体積が340ccと「バーナー ミニドライバー カッパー」よりもあり、投影面積は大きめ。そのため、こちらは小ぶりのドライバーという印象です。 テーラーメイドと同じく11.5度と13.5度の設定があり、長さは43.5インチ(純正シャフト)とテーラーメイドと同じです。カーボンクラウンにAIで設計したフェースなど、ドライバーのテクノロジーをそのままに、体積は小ぶりにしてあるものの、投影面積は確保してあります。
打ち出し角13.8度、スピン量2750rpm、総飛距離254ヤードと「バーナー ミニドライバー カッパー」と比較すると、打ち出し角はやや低く、スピン量も300rpmほど少ないことがわかります。打感も弾く感触で見た目通りドライバーに近い数値が並びました。 2モデルを打ち比べてみて、「バーナー ミニドライバー カッパー」はドライバーとフェアウェイウッドの中間、「パラダイム Ai SMOKE Ti 340 ミニドライバー」はドライバー寄りの性格を持たせてある印象です。いずれにしても、ドライバーが苦手なプレーヤーにとっては試していただきたいモデルです。 取材協力/幕張ゴルフ上達センター 写真/中村修
プロゴルファー・中村修